その1.コロナ禍の音楽ライブ

3年ぶりくらいに音楽ライブに行った。Mr.Chirdrenの「エントランスのエントランス」。30周年のツアー「半世紀へのエントランス」を4月下旬から開始するのだけど、その前哨戦のようなファンクラブ限定のライブだ。
コロナ禍になってから初めてのライブだった。あの3年前のライブのときは次のライブがこうなるなんて思いもしていなかった。

冒頭3曲終わったあとの最初のMCで桜井さんは何度も泣きそうになった、と言っていた。現にドラムのJENは泣いているように見えた。

ニューノーマルなんて言われてもはや久しいけど、自分のようなPCに向かい業務をするような職業の人はそれでもなんだかんだ仕事はできている。
バンドがライブができないというのは、仕事をさせてもらえないということなのかもな、と。それはとてもキツイことだと思う。制限されているから。そしてやっとこさ少しばかり解除され放たれたとおもったら、目の前にいる観客がどこか制限されている姿なのだ。

声を出せない。マスクをしている、声を出せないライブというのは実にツラい!笑
これも慣れちまえばノーマルになるのだろうが、オールドノーマルを知っている自分からしたら、切ないよなあ。制限されているから。制限に慣れるのは悲しいことだ。だからコロナ禍は憎いんだ。

つらつらと書いたら感想が暗くなってしまったけれど、それはそうと東京ガーデンシアターはとても音質が良く、良い意味でライブっぽさがなかった。大きい会場の場合にどうしても出てしまう荒削りな音がなくて、澄んだ、艶のある音だった。バンドの距離も近い。席も真正面だったとうこともあり、Mr.Chirdrenというバンドを全身で体感した。どこか映画を見ているようでもあった。素晴らしいライブでした。

ドームのライブにも行く予定。楽しみだ。

(執筆時間:40分)

コメント